食べる力は免疫力にも関係する！？|エスケイサービス.com

食べる力の衰えは、結果的に免疫力の低下にもつながってしまいます。そこで、食べる力を鍛える方法についてご紹介します。併せてスーパーフードの活用もご検討いただければ幸いです。

人間は身体に必要な栄養素の多くを食事から摂取していますが、高齢になると身体機能が衰え、同時に食べる力も衰えてしまいます。

すると、栄養が十分に摂取できず、筋力や骨密度の低下につながり、そこから転びやすくなる、骨折しやすくなる、最悪寝たきりや認知症になるといったリスクが出てしまいます。また、低栄養は免疫力の低下を招くため、高齢者は病気にかかりやすいのです。

食べる力は咀嚼だけでなく嚥下も含まれます。嚥下の力が弱くなると、食べ物が気道に入って誤嚥性肺炎になる危険性もあるため、決して軽視できないことがわかります。

低栄養になると身体が痩せる他、白髪や抜け毛が増える、感染症にかかりやすく治りにくい、皮膚に傷や炎症ができやすく治りにくい、握力が弱まる、腹部や下肢がむくみやすくなるといった変化が見られます。

また、食べ方も以前と比べてスピードが遅い、食事量が少ない、うまく飲み込めずむせやすいなどの変化があります。痰が絡みやすかったり、声がかすれたりすることも、食べる力が低下したサインかもしれません。低栄養に陥る前に、下記で紹介する方法をぜひお試しください。

食べる力はトレーニングによって鍛えることが可能です。低栄養から免疫力を下げないよう、意識して行いましょう。まず椅子に深く腰掛けます。呼吸に意識を集中して、息を吸い込むときにしっかりお腹を膨らませてください。息を吐くときもお腹をへこませて、大きな呼吸を繰り返しましょう。この動きによって、食べ物が気道に入ってしまっても吐き出す力が鍛えられます。

次は、首と肩の準備体操です。首をゆっくり回したり左右に倒したりして、筋肉の緊張をほぐしましょう。肩は上下に動かしたり、両手を上に伸ばしたりしてストレッチします。

続いては顎のストレッチです。頬を膨らませたりへこませたりして、筋肉を柔らかくしていきます。食べ物をとらえる役割の舌は、口から大きく出したり引っ込めたりする動きを繰り返して鍛えましょう。

こうしたトレーニングは、安全かつどこでも気軽に行うことができます。食事でしっかりと栄養が摂れるように、今日から食べる力の向上を目指しませんか？